習慣化を目指す過程で、時折訪れる挫折の兆し。そんな時、どう対応すれば習慣を維持し、目標に向かい続けることができるのでしょうか?今回は、挫折しそうな時に役立つ7つの心得をお伝えします。これらのポイントを押さえ、習慣化を軌道に乗せ、目標達成までの道のりを楽しみましょう。
自分のイメージ以上の自分になれない?
ジュール・ヴェルヌの名言「人間は、想像した範囲でしか実現できない」という言葉を、自己啓発書や成功者の言葉で耳にすることがあります。スポーツ選手や企業のリーダーも同じように、自分のビジョンが結果を生むと語っています。
この考え方は、大きな目標だけでなく、小さな習慣化にも当てはまります。習慣を成功させるには、まずは自分がその習慣を実現している姿をイメージすることが重要です。
体験談
習慣化できなかったスペイン語
新卒で入社した頃、少しだけスペイン語を独学していました。先輩がスペイン語を学んでいると聞き刺激を受けたからです。英語の習慣化経験を活かして低価格のラジオのスペイン語講座を半年以上続けました。その後、メキシコへの一人旅やスペイン新婚旅行でも、片言ながらスペイン語を楽しむことができました。
しかし、転職を機に生活環境が変わり、T関連の分野に没頭したことから、スペイン語の学習は自然とフェードアウトしてしまいました。
51歳での再挑戦:英検1級取得
大学修士時代に英検準1級を取得しましたが、当時は英検1級を目指すのは難しいと感じ、取り組みませんでした。転職後も、英語を実務で使うことを優先してどちらかというとTOEICを受けていました。しかし51歳の時、複業に挑戦に向けて取り組んでいた頃に「英検1級取得」が新たな目標として浮かびました。習慣化の重要性を再確認し、アプリでの単語学習や、Podcastで日々英語に触れることで、最終的に英検1級を取得することができました。習慣を少しずつ積み上げた結果、この大きな目標を達成できたのです。
英検1級取得後は、覚えた単語を維持すべく、単語帳アプリで復習し続けています。NHK Worldや英語ニュースのPodcastで、英検1級で覚えた単語に出会うと、嬉しい気持ちになり、日々の習慣の積み重ねの効果を改めて実感しました。
違いはイメージが出来たかどうか
スペイン語に関しては、「スペイン語を話している自分」を明確にイメージできていませんでした。何かあったら英語を話せばコミュニケーションができるしとそこまで本気ではなかったのです。
一方、英検1級は取得後の姿を自然とイメージできるようになり、結果に繋がりました。習慣化を成功させるには、自分がその目標を達成している姿を繰り返しイメージすることが効果的です。
挫折しそうになった時の7つの心得:理想とのギャップを楽しみ、模索する
習慣が続かない、または挫折しそうになった時、私は次の7つのポイントを意識しています。
- 習慣は永遠に続かないものだと認識する。
- 一度やめたことでも、きっかけ次第で再開する可能性を楽しむ。
- 挫折した際、理想と現実のギャップを楽しむ。
- 一度設定した目標を定期的に見直し、再形成する。
- 習慣が継続できた時、小さな成功を喜び、次のステップに向かう。
- うまくいかない時は、目標を微調整して再挑戦する。
- 一旦休止することも視野に入れ、新たな興味を見つける。
自分の理想とギャップを楽しみ、理想に近づける為に模索することが習慣化への近道と言えます。
終わりに
習慣化は一度やめても、再開できるチャンスがいつか訪れるものです。挫折を恐れず、柔軟に考えることが、成功への鍵となります。困難に直面しても、自分のペースで前進していきましょう。